歯がしみます。見た目はなんともないのですが?

熱いもの・冷たいものを、食べたり飲んだりすると歯がしみる。
それは「知覚過敏症」の症状です。
薬の塗布・コーティング材など、目に見えなくとも治療ができます。
ストレスや歯ぎしりが原因のこともありますので、ぜひ一度受診してください。

妊婦はカルシウム不足でむし歯になるって本当?

妊婦さんの虫歯の原因は、胎児に母親のカルシウムが取られるからではありません。
虫歯の原因は、
1)妊娠のため唾液が酸性になり、ねばっこくなっている(垢が増える)
2)つわりなどで食事の回数がふえて、口のなかが汚れやすくなる
3)歯ブラシを入れると気持ち悪くなり歯磨きがおそろかになる
などによるものです。
これを防ぐには、1日何回でも「食べたらみがく」習慣をきちんと守って、常にお口のなかを清潔にしておくことが大切です。
また、妊婦さんは精神的に不安定なりがちなので、義歯に違和感を持つなどの不快症状があります。
産後は、外出も難しくなりますので、4〜7ヵ月の安定期に無理のない範囲で治療しましょう。
健やかなこどもは、肉体的にも精神的にも健康な母体から生まれます。バランスの良い食事を摂れるよう、歯の健康を心がけてください。

子供の歯並びが気になります。矯正治療が必要でしょうか?

矯正治療は2〜6年程度の長時間をかけて噛み合わせの悪い歯ならびや、乱れた歯ならびの機能をよくし、見た目もきれいにする治療です。
きれいに並んだ歯は歯みがきもしやすくなり、むし歯や歯周炎になりにくく長もちします。また、よいかみ合わせをつくることにより、食べ物がよく噛め、消化もよくなり、明瞭な発音もできるようになります。よいかみ合わせは、顎関節や口の周りの筋肉などもよい状態に保ちます。歯並びを治すことで、コンプレックスを解消し、暗い表情から明るい表情へとイメージアップします。
矯正治療が、お子様の顎や顔面、さらには心の成長を左右することもあります。しっかり説明を受け、正しい治療を受けられることをおすすめします。

レントゲン撮影が心配なのですが。

歯のレントゲン撮影の放射能の量は、人間が丸1日他の惑星からの宇宙線や放射性の粉塵等、自然環境の中で受ける放射能の総量にほぼ等しい位の量です。
また、生殖器官に及ぼす影響を気にかけている人も中にはいますが、生殖器官に害を及ぼすためには、1度に2000枚以上、レントゲンを撮らなければならないことが証明されています。つまり、歯の診断のために、最新の装置を適切に使用したレントゲン撮影が人間の体に害を与えるという科学的根拠はありませんので、患者さんはレントゲン撮影を恐れる必要は全くないのです。
レントゲン検査は、隠れた病状を的確に早期発見するためにはかりしれない役割を果たしています。レントゲンの安全性ついてご理解いただけるよう、お願いいたします。

インレーがしみるのですが、治療がうまくいっていないのでは?

インレー充填を行ったときに、装着後、歯がしみることがあります。
歯髄までむし歯が進行していないのに、何故しみるのだろうと疑問をお持ちでしょうが、この原因は合着に使うセメントの中の酸と、硬化熱により歯髄が刺激されてしみるわけです。
また暖かいものを食べた時にしみるのは、暖かさがインレーの熱伝導で、歯髄を刺激するためです。
インレー合着後はしみることがありますが、熱伝導による刺激によって、第二象牙質の形成をうながし、その結果、しみる症状を遮断します。人によって、多少の時間は違いますが、しみる症状は自然に治癒します。
どうしても気になるときは、我慢せずにご来院ください。

 

その他、お口の中で、気になる事がございましたら、お気軽にご相談ください。